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2015年12月31日木曜日

『明治維新という過ち』


ちょっと時間が掛かったけどようやく読了。
明治維新における教科書的常識を否定していく。そもそも昭和維新として青年将校が言い出すまでは御一新だったし。つまり勝者によって書きかえられた歴史だ。まあ、歴史なんてものは常に勝者によって書き換えられるものだが…。

明治維新は長州藩のテロ
廃仏棄釈とタリバンやった事と何処が違うのか。禁門の変、御所への砲撃、テロ行為そのもの、何が尊皇攘夷か。山県有朋がハクをつける為に吉田松陰を祀り上げただけ。そもそも松下村塾を主宰していた事実はない。これが日本軍の元となり泥沼の戦争に引き込んだ。
坂本龍馬は武器商人グラバー邸の手先で、そうでなければ薩長の人間を引き合わせるような影響力を発揮できるはずがない。司馬遼太郎が書いたのは「竜馬」であって「龍馬」ではない、つまりフィクション。とまあ、言いたい放題。

ちょっと情緖的⁉︎
前半は、物事を違った視点での見方を提供してくれる事もあり、興味深く読めた。後半は、戊辰戦争時の話あたりからより情緖的な表現や繰り返し、たまに出てくる民主党政権のただの悪口(書かれた当時の与党⁉︎)は非常に読みづらくなかなか読み進めなかった。


今は本籍が長州の人物の政権が好き勝手やっているが皮肉なものだ。しかし、同じ長州、旭酒造の日本酒「獺祭」は美味い、これには罪はない⁉︎

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