前田司郎氏率いる五反田団、初めて生の舞台を観にきた。会場は前田司郎氏所有の拠点劇場アトリエ・ヘリコプター。五反田駅からちょっと歩いたところだ。建物に入ったら受付だけで、舞台は二階。なかなか面白い作り。
今回の作品『pion』はパイオン(ピオンではない)。パイオンは百獣の王ライオンに勝った獣。このパイオンに女の子が恋をする物語。なんともシュールな笑い満載の舞台。
舞台装置はジャングルジムとベットとシンプル。ジャングルジムが動物園、ベットが人間世界を大まかに表す。舞台はそのベットをベンチに見立てて男女の2人の会話でスタート。男は告白するも女に確かにフラれた筈が、自分勝手に解釈して全くめげる様子がない。その微妙な空気がシュールで可笑しい。男は結局屁理屈を捏ねて女を動物園のデートに連れ出す。その檻の中には前田司郎氏扮する妖しげな着ぐるみのパイオン。パイオンに一目惚れした女はそのまま檻の中へ。ネズミの嫁入りの要素もあるようななんともシュールな物語が展開していく。
約1時間半、とっても素敵な時間を過ごせました。
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