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2016年8月11日木曜日
『AMY エイミー』
��7歳で太く短い生涯を閉じた女性ジャズボーカリスト エイミー・ワインハウスのドキュメンタリー映画。伏見ミリオン座でのレイトショーは音楽映画が続いている。
映画は、録音したデモテープを持ってオーディションに向かう無邪気なエイミー達の車中の様子からスタート。その表情は無邪気そのもの。続いて彼女の子供時代、友人の誕生日に歌を歌う場面。何処にでもいる本当に普通の夢見る女の子。歌が大好きでそして歌うのが飛びっきり上手な女の子。ここでタイトルだが、27歳で亡くなった事実が突き刺さる。
グラミー賞の最優秀新人賞や楽曲賞の栄光を手にする一方、彼女は酒とドラックでボロボロになっていった。賞をとった「リハブ」もリハビリ施設の歌だったんですよね。
トニーベネットとのデュエットの映像は、自分の子供のころからのアイドルにあってテンションが上がってる様子がよく分かる。エイミーの非常に可愛いらしい面が見えるシーンだ。
彼女は自分自身の体験が歌になる、と語っていた。齢を重ねたエイミーの歌を聴いてみたかったが、自分自身を削って作品を生み出していた彼女にはそれは難しかったかもしれない。
リハビリ施設への入退院を繰り返して、本格的な復帰を目指して活動再開したが、歌よりドラックやってる時の方が楽しいと言ってた。観ていてとても悲しかった。
悲しくも寂しい一人の女性の物語。あらためて彼女の音楽、特に歌詞に注目して聴いてみたい。
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