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2015年8月18日火曜日

劇団ナカゴー『率いて』


名古屋演劇教室さんが主催している劇団ナカゴー『率いて』を観てきた。会場はアクテノン、中村公園駅から歩いて、15分この季節非常につらい。15分前に着いたにもかかわらず結構な観客満員状態、立ち見の方も何人かみえた。

劇団ナカゴー、失礼ながら予備知識なしで行ったので、どういうスタンスで観れば良いか心構えが出来ていなかった(^^;;

開演前は音楽はあったが、舞台は静かに始まった。父、母、娘と隣りに住む女性。娘は霊能者で女性の死んだ息子と会話ができるという。微妙ずれた会話と微妙な間が少しずつ笑いを誘う。所謂静かな不条理???
ところが、ある瞬間から舞台の様子は一変する。

霊がのりうつった少女が登場するが、それがどう見ても陳腐な操り人形。しかし、父、母はそれまでにないテンションで霊と話したり、霊そっちのけで父と母が言い争って霊が「話を聞け!」と怒ってみたり。会場は大爆笑に。いくら役者が真剣にやろうと明らかに人形だし、やればやるほど滑稽な図だ。異化効果の手法を効果的に取り入れたアプローチといったところか。シュールな独特な笑いを体験させて貰った。

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