この作品は前田司郎氏が五反田団で上演して、岸田國士戯曲賞を受賞した戯曲が原作。脚本も前田司郎氏だ。監督は石井岳龍。
どんどん、人が死んでいく話。あらゆる人が当たり前の様に死んでいく。その死に様に最初驚き、徐々に笑えてきて、最後は当たり前になっていく。誰か助けにくるわけでも、何か特効薬が見つかるわけでもない。いろいろな部分で観客に委ねる所が多く、綺麗だが終わり方もそうだ。演劇的とでもいうのだろうか。五反田団のシュールで不思議な空気感も存在してる。
しかし、役者の話し方がばらばらだ。妙に力の抜けた話し方をしていたり、普通に話したり、まちまち。なんだか不思議だった。演出でやっているのか?だとしたらどんな意図なんだろうか。
なんとも不思議な映画に仕上がっている。
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