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2015年6月3日水曜日

2012年8月公演『幸せ最高ありがとうマジで!』



第53回岸田國士戯曲賞を受賞した本谷有希子氏の『幸せ最高ありがとうマジで!』を2012年に上演した時の衣装合わせで撮った写真です。

『幸せ最高ありがとうマジで!』
舞台は「エリートが書いたもんをヤクザが売る」とからかわれる、とある町の新聞販売所。
慎太郎の留守中に、彼の愛人を名乗る得体の知れない女・明里が突然現れる。もともと慎太郎の女癖の悪さは病的とも言えたため、妻と子供たちはその話を信じ込んでしまう。が、家族は一丸となって明里の存在を無かったことにしようとする。嫉妬でおかしくなったように家に上がりこもうとする明里を、妻と息子と娘は協力して阻止。
明里は道に放り出されるが、住み込みバイト・えいみの手引きによって、なぜか敷地内のプレハブ小屋に密かにかくまわれることに。
こうして、誰にも予想できない復讐劇の幕は上がった・・・。

確かにこんな話。
かなりシュールなコメディ。劇団の今までのカラーとは異なる事もあり、あえて取り上げた。
劇団、本谷有希子ではかなり不気味な雰囲気で作られていたが、演出的にはあまりエキセントリックに演技する事はせず明里含めそれぞれの役の人間的な弱さがみえるよう意識して演出した。感想の中には、もっとピリピリ張り詰めた感じの方が良いというのもあったが、まぁそれを狙ってないんだから仕方ないかな。

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