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2015年5月10日日曜日
わたしはかもめ!地点『かもめ』
愛知芸術劇場小ホールで、三浦基率いる
地点の公演があるという事で出掛けてきた。
上演作はチェーホフの四大戯曲のひとつ『かもめ』。どんな味付けにしてるのか。
開場後直ぐに入ったが、既に役者がスタンバイ、ピアノの演奏がおこなわれている。会場にはニーナと思しき女優さんがお茶とお菓子を配っていた。あ、ニーナのティータイムだ!
私はニーナさんにお願いして、お茶のお代わり、結局2杯飲みました。
お茶を配りながら、チェーホフについて、かもめについて、いろいろ話をしていました。ニーナさんお疲れ様。
舞台は長い机が中央にあり、客席コの字。
非常にシンプルな舞台。
スタートはかもめの劇中劇、トレープレフの舞台。場所は中央の机の上。ニーナの台詞は文節の切り方は普通じゃない、奇声を発する、変に歌が入る、兎に角壊れている。トレープレフは口上の様な台詞回しで飛び回り熱演。クライマックスはタップダンス。リアルな演技と対極な演出。ここにあるかもめは解釈し直し完全に再構成されたもの。シーン、シーン何故そうしているのか意味を考えると置いてきぼりになりそう。
今回の舞台、トレープレフが自殺した所から始まり、自殺した、の台詞の後に、トレープレフが、再び登場。ということは全てが虚構として理解すれば良いのか…。
これまでかもめの劇場中継やかもめの台詞が随所に出てくる別役実さんの楽屋をやったことがあり、馴染みある台詞は沢山あったがやはり解釈は難しい。
もしチェーホフの『かもめ』古典として純粋に観に来たような人が居たらビックリかも(^^;;
チェーホフというより地点の『かもめ』観て来た、という感じかな。
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