最近何かと話題のクローズアップ現代ですが、気になるテーマになるとやはりチェックする。
今回は『“Nisei”たちの戦争 ~日系人部隊の記録~』。先日、『てぃんさぐの花』でテーマになっていた第二次大戦中のアメリカ日系人の話だ。
これ迄は子どもたちが自分たちより良い生活が出来る様に、アメリカ社会に溶け込み差別されない様に過去を蒸し返さずにきた。
その後、若い三世たちが動き、1988年にレーガン大統領が過ちを認め補償を言明した。それでも戦場の話はあまり語られてこなかった。それは戦場体験があまりに苛酷だったから。
しかし、戦後70年経ち漸く、後世に伝えるために自分達のことを語りはじめた。
日系人たちは適性外国人としての汚名を晴らすため、アメリカ人として認めさせる為、強制収容所に家族を残し、アメリカの軍隊に参加した。しかし、彼らの部隊は最前線に投入され、死亡率も他の部隊の3倍と常に苛酷な任務につかされた。彼らは消耗品、つまり捨て石として扱われていた。
本当に苛酷で大変だっただろうし、自分には理解しきれないようなものだろう。
比べられるものでないのだが、少し前に読んだ人間魚雷「回天」の事を考えていた。どんな状況にあても消耗品として戦う人たちが出てくる。これって戦争のせい?それとも運命?複雑な気持ちになった。
『“Nisei”たちの戦争 ~日系人部隊の記録~』
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