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2015年5月31日日曜日
城山羊の会『仲直りするために果物を』
城山羊の会、初鑑賞!
東京芸術劇場シアターイーストではペアンヌマキ率いるブス会の『女のみち2012再演』、シアターウェストでは山内ケンジの城山羊の会『仲直りするために果物を』。第59回岸田國士戯曲賞の候補と受賞の作家の舞台が隣り合わせで上演。どちらも観たかったが、今回はやはり山内ケンジの城山羊の会『仲直りするために果物を』でしょう。(岸田國士戯曲賞もとったし(^^;;)
開場のかなり前から当日券を求める人の列が出来ていて、待つ事45分チケットを漸く手に入れる事が出来た。
��A列?後から横向きに付けた当日券用の席。まあ、当日飛び込んで観るんだから仕方ないか。最初は違和感はあったが舞台は問題なく観れた。
舞台は後方に土手らしきものと、あばら家、そして庭。シンプルで、リアルな感じの舞台美術だ。
��分押しで、照明、音響の変化のないまま女の役者が登場。役者が台詞を一言、二言発し、徐々に客電照明が消えていく。続いて男が登場。独り言及び2人のやりとりの声のボリュームはかなり小さい。観客の集中力をぐっと引きあげる。演出山内ケンジ氏のしゃべるような会話への拘りが良く伝わってきた。
舞台全般を通して、探る様な言葉のやりとりから疑い、誤魔化し、動揺、驚きなどの心理を描写していく。常に観客に役者の心理を読ませ、この微妙なやりとりが微妙な笑いを誘う。残酷、暴力的なシーンがあるが、ナンセンスな雰囲気が常にあり、不思議と気持ち悪くはなくどちらかというと滑稽でもあった。
色々な意味でアダルトな舞台、凄い刺激になった。
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