七ツ寺共同スタジオで上演中のジャブジャブサーキットさんの『さよならウィキペディア』を拝見させていただいた。
七ツ寺共同スタジオはどちらかというと狭いスタジオだが、舞台もそれなりに立て込んでいるし、客席にはパイプ椅子がおかれ比較的贅沢な空間になっていた。
物語の舞台はあるビルの屋上。そこにバラックを建てて住んでいる住人や隣りのビルの住人を中心にその他色々な人達が交錯する事で物語が進んでいくちょっと不思議な雰囲気の舞台だ。
ジャブジャブサーキットさんの観劇は初めて。印象として転換も少なく音楽も最小限、会話も比較的淡々と進む。また、表情も変化が小さく、比較的形式的なリアクションで気持ちの変化が読み取りづらいが、それが舞台を通してシュールで不思議な雰囲気を醸し出していた。これは演出の狙いなのかもしれない。
今回、車椅子俳優のはしぐちしんさんがメインキャストとして出演。実際に舞台で観るのは初めて。車椅子である事が単に違和感がないだけでなく、ここでは必然であるかのような圧倒的な存在感を感じた。
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